代表理事 重馬敬

ゲームシナリオを主たる戦場として戦うライター、彼、彼女らをゲームシナリオライターと呼称します。

わたしがはじめてコンピュータゲームのシナリオを執筆したとき、この職種はそれほど一般的なものではありませんでした。

現在、PC、スマートフォン、専用ゲーム機上で、数多くのゲームがリリースされ、ゲームシナリオ作成を専業として活躍するライターも珍しくはなくなりました。
代表理事 重馬敬

一方、そんなゲームシナリオライターが互いに交流し切磋琢磨し情報交換する場は、いままで存在しませんでした。

若手ゲームシナリオライターが税金で悩んでいても、ベテランのゲームシナリオライターが健康について不安を抱えていても、組織としての受け皿はなかったのです。

わたしはそんな「ゲームシナリオを主たる生業とするライター」をケアする組織が欲しいと以前から考えていました。

誰かつくってくれないかな、と……。

そう考える業界関係者は多かったのではないかと思います。

いえ、実際に多いのです。

勝手になんとなくいいようにしてくれる「誰か」はいないけれど、「誰か」を探すみんなが手をとりあえば、多くの力を集めることができれば、そんな場を得ることができる――。

それが、日本ゲームシナリオライター協会(JAGSA)です。

ゲームシナリオライターみんなのための組織を、今回、多くの方々のご賛同、ご協力のもと形作ることができました。

これから、みなさんと一緒に一歩、一歩、歩んでいきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。